国内では多くの方が賃貸物件に住まれています。
その中の一つとして有名なのがレオパレス。
レオパレスは全国各地に賃貸物件を持ち、それによって安定した利益を確保しています。
そんなレオパレスなのですが近年大きな問題を起こしてしまい、多くの人に注目されています。
レオパレスはどのような問題を起こしたのか、そして現在どのような評判になっているのかを説明していきます。
レオパレスとは
東京都中野区に存在している大手不動産会社で、不動産に興味がない人でも知っていることが多い有名な会社です。
不動産建築や賃貸管理だけではなく、老人ホームの運営なども行っています。
1985年に敷金無料の賃貸マンションレオパレス21を展開して、一気に成長した実績を持ちます。
2019年時点では、連結グループも含めると約1万4千人ほどの社員が在籍している大手企業として成長しています。
レオパレス問題とは
不動産会社の大手として成長したレオパレスなのですが大きな問題を発生させてしまいました。
不動産業界に大きな衝撃を与え、今も少なからず業界に影響を及ぼしている状況です。
レオパレスが建築した物件に施工不良が発覚
レオパレスが建築した物件の多くが施工不良で、大きな問題を抱えていることがニュースになりました。
少しでも利益を確保するため、レオパレスは建築基準を満たさない施工を実施しており、それによってコストカットを行ってきました。
しかしそれでは多くの人が安心して生活できる物件として、利用することができなかったのです。
このような違法建築がずっと行われていたことが、テレビ報道や建築の調査進捗によって発覚し、大きな問題になりました。
特に界壁がない物件を多く建築しており、これによって騒音問題が発生しやすくなっていました。
また騒音だけではなく、火災が発生した時に火が広がりやすいなどの問題があり、大きな問題として注目されています。
経営陣は違法建築を知らなかったと一点張り
レオパレス問題が大きな問題に発展した理由として、経営陣が違法建築を知らなかったと主張し続けている点もあります。
界壁がない物件は一つだけではなく、全国各地のあらゆる場所に存在しており、それにも関わらず経営陣は知らなかったと報告しています。
テレビの報道ですと、かなり前の段階で経営陣はこの違法建築を知っており、それを隠していたことが明言されています。
このように長年行われてきた違法建築を利益重視の為に隠しており、利用者だけではなくてオーナーにも大きな不信感を与えてしまいました。
このような隠蔽体質も大きな問題になった一つの要因で、今も不信感を持たれているポイントになっています。
レオパレス21を利用している人に退去を実行
多くのレオパレス21に対し、界壁の問題で違法建築が発覚してしまいました。
その際、違法建築が見つかったレオパレス21を現在利用している人に退去を迫った点も大きな問題の一つとなっています。
利用者は安心して生活できる住まいとしてレオパレス21を利用したにも関わらず、不動産会社の違法建築によって退去を命じられています。
いきなり新しい住まいを見つけるのはとても難しく、新しい住まいを確保できない人も多数いました。
このように、迷惑行為をしていないのにレオパレスから退去を命じられてしまい、多くの利用者が不利益を被ったことのも問題の一つです。
2019年12月時点でも多くの施工不良が見つかっている
当初は界壁がないという違法建築が問題になっており、大きなニュースとして報道されました。
ただしそれだけではなく、レオパレス21の物件では2019年12月時点でも色々な施工不良が見つかっています。
消防法に違反しているだけではなく、耐火対策もほぼできていないなど、深刻な問題もあります。
調査することによって、今も続々と施工不良が見つかっている状態です。
不動産業界に悪い印象を与えてしまった
大手不動産会社のレオパレス21は、この問題によって不動産業界に大きな問題を与えてしまいました。
これまでに不動産や不動産投資に対し、前向きな考え方をしていた人も、レオパレス問題により、マイナスなイメージを持つことが多くなりました。
それだけ衝撃的な問題になっており、他の不動産会社にも影響を及ぼしたのです。
少しずつ施工不良を改善できるようにレオパレスが動いているのですが、まだ完全には改善できていない状況です。
レオパレスの評判は最悪?口コミは現在どうなの?
レオパレス問題によって、レオパレスに対してマイナスなイメージを持っている人が多く目立ちます。
Twitter上でも関係しており、厳しい意見や口コミを掲載しているアカウントが多数あり、不信感を持っている状況です。
問題を起こしたにも関わらず平然とCMを流しているレオパレスに苦言
ワイドショーで、レオパレス21の問題を散々やった直後、明るくお世話の行き届いているレオパレスのコマーシャルが流れた。
痛いミスをしてしまったと思っただろう#レオパレス21
— Hiroshi Yoshida/吉田博史 (@YoshidaHiroshi0) February 8, 2019
のツイートは、問題を起こしているにも関わらず、平然とCMを流しているレオパレス側に苦言を呈しています。
問題を起こした以上、CMを自粛したり、関係者を少しでもサポートすべきだ、という内容の発言をしています。
レオパレスに対して、マイナスなイメージを持っており、厳しいツイートをしているアカウントです。
レオパレスの高かった入居率に対するツイート
単なるニュースではありますが、レオパレスの入居率低下に関するツイートです。
レオパレス、入居率80%を下回る https://t.co/9dFbIhD2iU #レオパレス21 #今日のニュース
— dメニューニュース (@dmenu_news) November 8, 2019
このニュースを見て、レオパレスが安定した利益を確保できなくなる心配している方も多いのではないでしょうか。
近隣の資産評価を下げる可能性があると判断しているアカウント
外壁工事を手抜きにしたままという事は、火災の場合、近隣への延焼が懸念されるばかりか、
近隣物件の資産評価が下がる可能性が高い。
もしかして、倒産不可避と判断した経営陣が時間稼ぎしてるんじゃない?近所の資産価値を下げるゴミ屋敷とレオパレス。#レオパレス21
— なつきじ (@natsukiji) February 28, 2019
このアカウントは、かなりマイナスなイメージを持っています。
レオパレスの施工不良問題によって、近隣不動産の資産評価を下げる可能性があり、多大な迷惑を与える恐れを指摘しています。
非常に厳しい意見をツイートしており、経営陣に対して大きな不信感を持っています。
レオパレス問題のその後はどうなっている?
この施工問題に対し、レオパレスは少しずつ対策を行っている状況です。
多くの対策につき、進捗が発表されますので、興味や関心を持っている人はぜひチェックしておきましょう。
施工不良の物件を少しずつ修繕・改築中
違法建築が発覚したレオパレスなのですが、このままでは施工不良の物件で快適な生活を送ることはできません。
そこでレオパレスは問題を解消するために修繕や改築を実施しており、快適な暮らしを行える物件として対策している状況です。
ただ施工不良が見つかった物件は多数存在しており、なかなか修繕や改築が進んでいません。
特に人材不足が深刻で、問題が発覚してからかなり期間が経過しているのですが、まだまだ修繕や改築ができていない物件も多いです。
大きな損失を抱えている
数百億単位の損失を被っており、会社経営として危険な領域に達しているのが今のレオパレスです。
それだけオーナーや利用者に不信感を持たれてしまい、信頼を失ってしまったのが関係しています。
かなり深刻な状況になっており、経営陣の見直しだけではなく、オーナーや利用者に対するサポートにも特に力を入れています。
続々と施工不良物件が見つかっている
かなり厳しい状況に追い詰められているレオパレスなのですが更に施工不良物件が見つかっている状況です。
一度施工不良が見つかっているので、メディアやニュースなどが施工不良物件がそれ以外にもないか徹底的にチェックしています。
週刊誌によって、新たな施工不良が報道されており、更に大きなダメージを受けています。
レオパレス問題のまとめ
界壁がない違法建築を実施してきたレオパレス問題は、現在でも大きな問題の一つとして注目されています。
騒音を防げないだけではなく、火災時に発生した火の広がりが早まる可能性があるなど、非常に大きな問題です。
多くの人に不信感を与えてしまったので、オーナーだけではなく利用者もどんどん減っている状況です。
そんなレオパレスは、修繕や改築などを実施しているのですが、人材不足のせいでうまく進んでいません。
更に新たな施工不良も多くの物件で見つかっており、更に問題が大きくなっています。
これからもレオパレス問題からは目が離せません。