不動産投資は、成功すれば多額のお金を獲得することができるため、大変魅力です。
すでに多くの人が不動産投資に挑戦しており、その中には満足できる結果を出している人もいるのが実態です。
しかし不動産投資をする上で、注意しないといけないのが詐欺の問題です。もし不動産投資の詐欺に巻き込まれてしまった場合、莫大な額のお金を失ってしまったり、今後の仕事や生活に悪い影響を及ぼす恐れが出てきます。
そこで不動産投資の詐欺はどのような手口があり、詐欺に巻き込まれやすい人はどのような人物なのか紹介していきます。
不動産投資の詐欺手口
不動産投資の詐欺手口は一つだけではなく、主に5つの詐欺手口が存在しています。
これから不動産投資を検討している人は、どのような詐欺が存在しているのかを理解して、巻き込まれないよう注意しましょう。
しつこい営業や売り込みによる不動産投資詐欺
昔からある不動産投資の詐欺手口として、しつこい営業や売り込みによる詐欺があります。
何としても特定の不動産を購入してもらえるように強引な営業を行い、詐欺に巻き込むという方法です。
被害者自ら不動産に関する問い合わせをすることで、このような詐欺に巻き込まれるケースも少なくありません。
また酷い場合は、住居に直接訪れてしつこい営業や売り込みを実施する場合もあります。
本当に魅力的な不動産ならば、そこまで強引な営業や売り込みをしなくても購入されることがほとんどです。
もししつこい営業や売り込みによる不動産購入を勧められた場合は、残念ながら詐欺に巻き込まれる可能性があるので注意しなくてはいけません。
嘘の情報を流すことで巻き込まれる不動産投資詐欺
不動産投資詐欺の一つで、嘘の情報を流すことによって購入させる詐欺手口があります。
「何らかの事情で地価が急激に高騰し、魅力的な不動産に変貌する」などの嘘情報が多いです。
実際には全く関係ない地域に対して、このような情報を流すことで、不動産に詳しくない人を騙すケースもあります。
また、一定期間経過することで価格が急騰するという情報にも気を付けないといけません。
そんな魅力的な不動産は、他の人に購入させるよりも自ら購入した方が利益を生み出せるため、嘘の情報が限りなく高いです。
建設ラッシュが続いている海外不動産投資詐欺
近年急増している不動産投資詐欺の手口で気を付けないといけないのが海外不動産投資詐欺です。
海外では経済の発展に合わせて、建設ラッシュが続いている国もあります。
建設ラッシュが続いている国の不動産は、一見魅力的に感じるかもしれません。
しかし必ず不動産の価値が高まる訳ではなく、経済状況が不安定になって不動産の価値が下がってしまうことも少なくないです。
ネットの普及によって、以前と比べて海外の経済状況は把握しやすくなっています。
とはいえ、各国の経済状況を把握していない人は、上手い言葉に騙されてしまい、多額のお金を失う恐れがあるので要注意です。
昔から行われているデート商法
ずっと昔から存在する不動産投資詐欺の手口がデート商法です。これは、親しい関係になってから不動産投資の話を持ちかけるという方法です。
親しい人の話は、信じ込みやすいですよね。
デート商法はその性質を狙い、高額な不動産投資を勧めて、多額のお金を詐取しようとしています。
現在は独身の男性や女性が増えており、出会い系アプリや結婚相談所などを利用してデート商法を企てているケースも多いです。
年数を経過することで家賃保証が減っていく不動産投資の家賃保証詐欺
空室が発生した場合、家賃保証を全額行うと言っておきながら、年数が経過することで、家賃保証が減額される詐欺形態もあります。
空室が発生してしまうと、その分利益がでないため、不動産投資に失敗してしまうリスクが高まります。
そこで家賃保証をするように見せかけて誘引する手口が有効となってくるのです。
この詐欺手口もかなり多いので、不動産投資を検討している人は、空き室による家賃保証がどうなっているのかよく確認しましょう。
そもそも不動産投資詐欺に合いやすい人の特徴
残念ながら不動産投資に巻き込まれやすい人もいれば、巻き込まれにくい人もいます。狙われやすさも千差万別です。
不動産投資を検討している人は、自分が不動産投資に関する詐欺に巻き込まれやすいのか冷静に判断してみましょう。
会社員や公務員など安定した職業に携わっている人
毎月安定した収入を確保できる会社員や公務員は、他の人と比べても狙われやすいので注意しなくてはいけません。
逆に収入があまり安定しない人は、不動産投資の詐欺を行っている人にとってもリスクが高いので、狙われにくいです。
独身の男性や女性は狙われやすい
独身の男性や女性は、不動産投資詐欺の一つでもあるデート商法で狙われやすいです。
特に30代や40代の独身男女は、相応の貯蓄をしている可能性があり、その部分を狙われる傾向が強いです。
結婚を考えている男女は、不動産投資の詐欺師に付け込まれないよう気を付けないといけません。
不動産投資で儲けたいと強く考えている人
不動産投資によって、大きく儲けている人はたくさんいます。
ただし不動産投資はリスクもあり、失敗する人も多くいるのが現状です。
あまりにも高みを望み過ぎている人は、不動産に関するちょっとした上手い話に騙されやすいので注意しなくてはいけません。
いきなり高望みをするのではなく、不動産投資によってどのくらいの利益を確保したいのか冷静に判断することが必要です。
人の話を信じ込みやすい人は要注意
信じ込みやすい人は、不動産投資の詐欺に遭ってしまう可能性が高いです。
詐欺師は嘘の情報を提供し、少しでも魅力的な不動産としてアピールできるように話をもっていきます。
人の話を信じ込みやすい人は、嘘の情報をすぐに信じてしまい、不動産投資を真剣に検討してしまう恐れが高いです。
不動産投資の話がきた時は、信じるだけではなく疑うことも必要です。
不動産投資詐欺に合わない為の対処方法
不動産投資詐欺に巻き込まれないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
ぜひチェックしてみましょう。
不動産の知識を増やすこと
不動産投資をいきなり行うのではなく、知識を増やしてから進めることで少しでも詐欺を回避できます。
様々な不動産に対し、本当に魅力的な不動産なのか判断できるので、冷静に立ち振る舞うことができますよ。
細かい部分までしっかりとチェック
投資検討中の不動産及び関連している重要書類は、徹底的にチェックしましょう。
細かい部分まで不動産を確認したり、小さい文字で掲載されている重要書類の文章をしっかりとチェックすれば、詐欺に巻き込まれる可能性を減らせます。
詐欺師は自分の不利益になる情報をきちんと説明しない傾向が強いので、細かくチェックする人物を嫌います。
冷静に不動産投資を検討すること
不動産投資は多額のお金を投資することになるので、安易に決めてしまってはいけません。
考えなしに行動する人を詐欺師は好むので、不動産投資を考えている人は、常に冷静な判断を実施することが求められます。
急に不動産投資の話を持ち出されても冷静に判断でき、詐欺なのかどうか見極められるようになります。
一人で悩むのではなく身内や知人に相談
不動産投資の詐欺を回避する方法として、一人で不動産投資を検討するのではなく、身内もしくは知人に相談することも大切です。
色んな人の意見やアドバイスを聞くことができ、詐欺に巻き込まれる可能性を少しでも減らせます。
信頼できる不動産業者もしくは人物なのか見極めること
不動産投資の詐欺を行っている業者や人物は、儲けることばかり考えており、信頼性が低いです。
逆に信頼できる不動産業者や人物は、しっかりとコミュニケーションを取るだけではなく、サポートも充実しています。
積極的にコミュニケーションや連絡を行い、信頼できる不動産業者や人物なのか判断しましょう。
不動産詐欺に合ってしまった人の実例
残念ながら、実際の不動産投資の詐欺に巻き込まれた人もいます。
実例を解説していきましょう。
強引な不動産投資の勧誘
最初は不動産投資を全くする気がなかった高齢者夫婦だったのですが、強引な不動産投資の話で渋々投資を行った結果、詐欺に巻き込まれてしまった実例があります。
どうしても断ることができなくて、そのまま流れに任せたところ、不動産投資の詐欺に巻き込まれてしまった悲しい出来事です。
信頼していた人が実は不動産投資の詐欺師
お付き合いしている人が不動産投資の詐欺師で、大きな損をしてしまったケースもあります。
被害者の方は、出会いを求めて婚活パーティーによく参加をしていたそうです。
その時に知り合った人と交際し、ある日された不動産投資の話を信じた結果、多額のお金を失ってしまいました。
海外不動産投資に挑戦して騙されてしまう
高騰する可能性が低い海外不動産に投資をしてしまい、詐欺に巻き込まれてしまった人がいます。
元々不動産投資に興味を持っており、様々な業者を経由して不動産投資を行っていました。
ある日これまで関係を持っていなかった不動産業者から海外不動産投資の話をされて、魅力的だと感じて海外不動産投資にチャレンジしました。
しかしその業者が詐欺の業者で、多額のお金を失ってしまいました。
もし不動産投資詐欺にあってしまった場合の相談先
もし不動産投資の詐欺に巻き込まれてしまった場合は、国民生活センターに相談したり、全国各地に存在している弁護士事務所に相談することが大切です。
特に弁護士事務所に相談する時は、不動産詐欺に強いところを選択しましょう。
まとめ
不動産投資はハイリスクハイリターンであり、多くのお金を投資するため、詐欺に巻き込まれやすいです。
そこで不動産の知識を高めたり、知人や友人に相談することが大切です。
すぐに不動産投資をするのではなく、冷静に判断することが求められてきます。